たまごについて
EGG
卵の大きさについて
鶏卵のサイズにはSS〜2Lまで6段階の規格があるのをご存知でしょうか?
このたまごの大きさの違いは…「卵を産む鶏の体格差」ではなく『卵を産む鶏の日齢差』にあるんです。若い鶏が小さい卵を産み成長につれ卵管が太くなる事で卵の大きさも大きくなっていくのです。
今回は、MS (52g以上58g未満)、M (58g以上64g未満)、L (64g以上70g未満) 3サイズの卵の違いを比べてみました!
このサイズ間だと卵黄に大きな差はありません。違いは 写真でもお分かりいただけるでしょうか?!それは《卵白の量》なんです。
小さい卵ほど卵白が少なく、大きい卵ほど卵白が多い。この差を利用してたまご料理やお菓子づくりにお役立て下さい。
・MSサイズは 小さ目の卵なので卵白が少ない分 卵黄が大きく感じます。卵黄メインのお料理にオススメです。「ゆで卵」「目玉焼き」など。
・Mサイズは どんなお料理にも使いやすいサイズですが 卵黄と卵白のバランスが丁度良いので 生で食すのにも向いていると思います。「卵かけご飯」など
・Lサイズは 卵白が多くなるので白身を多く使う料理やお菓子づくりに
卵の賞味期限
賞味期限は生食での日数
たまごのサルモネラ菌の汚染率は0.003%程度といわれ、極めて低いものです。(鶏がもともと保菌している)
また、仮にあったとしても、菌数はたまご1個当り数個程度であり、常温でも一定期間内は繁殖することはないので、食中毒の起こる心配は少ないです。
しかし、その一定期間内を過ぎると、菌が急速に増殖を始めます。
そこで、完全に食中毒を防止するためにも、菌が増殖を始める前までの期間を、たまごを安心して、「生食できる期限」とし、賞味期限を表示しています。
卵の賞味期限はどれくらいか?
では、その賞味期限は具体的にどのように設定されているのか。
時期により異なりますが、卵の賞味期限は安心して「生食」できる期限を表示しています。
サルモネラ菌の増殖が起こらない期間は卵の保存温度によって決まります。英国のハンフリー博士の研究に基づいて算出され、家庭で冷蔵保存する7日間を加えたものです。夏期(7~9月)が産卵後16日以内、春秋期(4~6月、10~11月)が産卵後25日以内、冬季(12~3月)が産卵後57日以内とされています。実状はパック事業者と量販店、バイヤーの話し合いで決めておりパック後2週間(14日)程度を年間を通して賞味期限としている所が多いです。