名古屋コーチン
NAGOYA-COCHIN
名古屋コーチン
花井養鶏場は全国10万羽育成される「名古屋コーチン」のうち、12000羽を飼育している養鶏場です。
※肉用を含めると100万羽になります
名古屋コーチンの飼育
花井養鶏場ではヒヨコより飼育します。
鶏が元気に育つよう、餌、水、生育環境にこだわっています。
名古屋コーチンの生い立ち
今ではおいしい鶏と言えば「名古屋コーチン」。
明治維新で禄を失った尾張藩士、海部壮平・正秀兄弟の血のにじむような努力の結果から生み出されました。
今ではおいしい鶏と言えば「名古屋コーチン」。
明治維新で禄を失った尾張藩士、海部壮平・正秀兄弟の血のにじむような努力の結果から生み出されました。
国産実用品種第一号に認定され日本の近代養鶏史の第一ページを飾る
明治時代から昭和30年代までの養鶏産業の発展とともに増えた「名古屋コーチン」。
昭和37年以降、外国鶏の輸入が始まったことで、「名古屋コーチン」は激減し、種の絶滅という大きな危機に直面しました。その時は地鶏肉の生産という新たな展開を行うことで危機を乗り越えました。
今日では、知名度が高いブランド地鶏として皆さまにご愛顧いただいています。
名古屋コーチンの日
明治38年3月10日に国産実用品種第1号に認定されたことから、 毎年「3月10日」を「名古屋コーチンの日」とすることが平成28年10月に日本記念日協会により認定されています。
名古屋コーチンの特徴
品種の特徴
「名古屋コーチン」という呼称で広く知られていますが、正式な品種名は「名古屋種」です。
卵肉兼用種
名古屋コーチンは卵をよく産み、肉もおいしい
名古屋コーチン(名古屋種)の形態的特徴
・鶏冠(とさか)は鮮赤色で単冠
・眼は赤栗色
・耳朶(じだ)は鮮赤色
・嘴(くちばし)は淡黄褐色
・脚は鉛色(灰色)
・羽色はバフ色(淡い黄褐色)を基調
・雄は羽色がやや赤味が強く、尾羽は緑黒色
・雌は体羽のほとんどがバフ色。一部に尾羽の先端が黒色
※出展 「名古屋コーチン及びその鶏卵肉に関する基準(愛知県 平成21年4月1日一部改正)
※1952年に日本養鶏協会で発行された家禽標準
鶏肉の特徴
・出荷される日齢はおおむね120~150日。オスの方がメスより早く出荷される傾向がある
・鶏肉用に飼育される名古屋コーチン(20週齢の体重)
雄:2.7~3.0kg
雌:2.0~2.4kg
名古屋コーチンの肉質は昔ながらの「かしわ肉」の味が楽しめます。
・弾力に富む
・よくしまって歯ごたえがある
・「こく」のある旨みがある
卵の特徴
名古屋コーチンが一年間に産む卵の数
約230個
※出展 卵用名古屋コーチン飼養管理マニュアル 改訂版(愛知県農業総合試験場養鶏研究資料2014)
卵殻
美しい桜色をした卵殻。中には白い斑点が付いているものもあり
卵はやや小ぶり
・卵黄の色は濃く、舌触りは滑らか
・味は濃厚で「こく」のある美味しさ