名古屋コーチンの特徴
品種の特徴


「名古屋コーチン」という呼称で広く知られていますが、正式な品種名は「名古屋種」です。
卵肉兼用種
名古屋コーチンは卵をよく産み、肉もおいしい
名古屋コーチン(名古屋種)の形態的特徴
- 鶏冠(とさか)は鮮赤色で単冠
- 眼は赤栗色
- 耳朶(じだ)は鮮赤色
- 嘴(くちばし)は淡黄褐色
- 脚は鉛色(灰色)
- 羽色はバフ色(淡い黄褐色)を基調
- 雄は羽色がやや赤味が強く、尾羽は緑黒色
- 雌は体羽のほとんどがバフ色。一部に尾羽の先端が黒色
※出展
「名古屋コーチン及びその鶏卵肉に関する基準(愛知県 平成21年4月1日一部改正)
※1952年に日本養鶏協会で発行された家禽標準
鶏肉の特徴
出荷される日齢はおおむね120~150日。オスの方がメスより早く出荷される傾向がある
鶏肉用に飼育される名古屋コーチン(20週齢の体重)
雄:2.7~3.0kg、
雌:2.0~2.4kg
名古屋コーチンの肉質は昔ながらの「かしわ肉」の味が楽しめます。
- 弾力に富む
- よくしまって歯ごたえがある
- 「こく」のある旨みがある
卵の特徴
名古屋コーチンが一年間に産む卵の数
約230個
※出展
卵用名古屋コーチン飼養管理マニュアル 改訂版(愛知県農業総合試験場養鶏研究資料2014)
卵殻
美しい桜色をした卵殻。中には白い斑点が付いているものもあり
卵はやや小ぶり
- 卵黄の色は濃く、舌触りは滑らか
- 味は濃厚で「こく」のある美味しさ